第35回:堤香苗 評議員
(株式会社キャリア・マム代表取締役)

 

株式会社キャリア・マムの挑戦 ~ママの笑顔の為に、第三の働き方を創るソーシャルカンパニー~

 

株式会社キャリア・マムは、創立19年目を迎える日本のソーシャルカンパニーの草分け的な存在です。

 

1997年に、創業者の堤が、自分の出産をきっかけに、家族を持った女性が雇用でも起業でもない、第三の働き方として、ワークシェア型モデルの要素を持った独立在宅ワークのマネージメントを、企業の請負型事業として行う組織(任意団体→有限会社→株式会社)として成長してきた、ソーシャルビジネスを行う企業です。

 

日本ではまだ、女性は母として妻として家族を支えるべきという考えも根強く、せっかくのキャリアを家族の為に犠牲にしてしまう事も少なくありません。

 

家族も仕事もどちらも大切にするワークライフバランスを尊重した働き方は、決してわがままでも贅沢でもないはずです。

 

ママの、女性の笑顔と元気の為に、設立当初の理念を失わず、全国10万人の登録会員を始め、子育てや介護、障がいなど、様々な理由で企業の正社員として雇用される事が難しい「移動困難者」に、インターネットとPCを活用して、在宅ワークをチームで行うという、斬新なスタイルで業績をしっかりと伸ばしてきました。

 

昨今の女性活用の声掛けもあり、今では様々な行政や企業と組んで、「女性のキャリア活用」をテーマに、セミナーやイベントも数多く手掛けています。

 

堤自身の理念とも重なりますが、母親である大人世代が、自分の夢に向かって、自らの成長を楽しみ、努力する姿を、子供たちに、身近に見せていく事で、「誰かの笑顔の為に、働く事の楽しさ」や「人生は上手くはいかない事も多いけれど、諦めずに努力を重ねていく事の大切さ」が伝えられるのではないか、という想いが、この事業スタイルの根底にあります。

 

ですから、「こんな私でも働ける・役立つ場」を創り出す事で、それぞれの生きる価値を尊重できるような、新しい社会的価値を生み出している、という自負があります。

 

社会起業家というのは、どんな形やしくみであれ、現状の社会のゆがみを、事業というツールで変えていこうとする人たちです。

 

私たちも、「ママの笑顔」を旗印として、これからの新しい時代を「第三の働き方」で、全ての人が活用され尊重される世の中を作っていく為に、前進していきたいと思っています。

 

 

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