活動内容
丸の内プラチナ大学「物語思考デザインコース」
概要
ネット社会、資本主義社会の中で働いていると、タイパ・コスパを求めてしまう。ネットはすぐに「こたえ」をくれる。しかし、それは真の「こたえ」ではないのではないか。対極として、日本に長く続く「物語」。それは「アルゴリズム思考」ではたどり着けない、そして長い時間をかけて創られた未来へのメッセージ。「能」や「空海」を始め、伝統芸能、自然科学、人文科学、社会科学の結集。その結集による「物語思考」を身に着けるのがこのコース。その多彩な講師による新たな扉を開けてほしい、そして自分の扉も開けなければ!自分、そして社会の「問い」のヒントに出会い、共にデザインしてみる学びの旅です。
講師(物語ナビゲーター)
梅本 龍夫(うめもと たつお)/ (有)アイグラム代表取締役 立教大学大学院社会デザイン研究科客員教授
慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学ビジネススクール卒(MBA)。電電公社(現 NTT)、ベインなどを経て、株式会社サザビー(現サザビーリーグ)の取締役経営企画室長に就任。スターバックスコーヒージャパン立ち上げ総責任者。「スターバックスでの個人的な失敗や間違いなどの学び」から人や組織の背後にある物語の力に目覚める。その後、物語マトリクス理論を開発し、ライフデザインなどの研究・教育およびコンサルティングを実践中。
番組シテ・ワキ
安田 登(やすだ のぼる)/下掛宝生流能楽師(ワキ方)
能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演、ビジネス向けの講演等も行う。著書に『異界を旅する能』『能―650 年続いた仕掛けとは』他多数。また 3DCGやゲームの攻略本、インターネット関連書籍なども執筆し、プレイステーションのゲームの制作にも携わる。「空海」をテーマにした近著も予定。
ファシリテーション・グラフィック・アーティスト
吉田 顕(よしだ ひかり)
「物語」からあわわれてきた「ヴィジョン」や「目に見えないもの」をライブで描く。今回の講座は、能舞台で舞うように「絵」を描く、初の挑戦。
ゲスト
菊池 陽佑・裕美(きくち ようすけ・ゆみ)夫妻/ 「勘六縁」
遠野の自然農法で米をつくる農家。冷害で米が育ちにくい日本の原風景が残る遠野で、無肥料、無農薬で、人と地域が守り続けてきた文化や風景、日本人の食卓を支えてきた米作りや田んぼへの思いを受け継ぐことを目指している。
ゲスト
河野 通洋(こうの みちひろ)/八木澤商店 代表取締役社長
陸前高田において、東日本大震災で全てを失ったところから雇用を守り商品を新たな形で再生。発酵醸造文化を残していくための新事業[CAMOCY]を仲間と設立。テレビ東京『カンブリア宮殿』、NHK『逆転人生』他多数、メディアにも出演。
ソーシャル・イノベーション人財育成講座 「“物語の力”で社会と人生を変える~物語思考ライフデザイン・ワークショップ」を開催します。開催概要はこちら。